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インフルエンザの世界的規模での感染が同時に流行することの恐ろしさと対策・予防などを考えます
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パンデミックと一言で言っても、どの程度の規模の伝染が行われた場合にパンデミックと呼ぶのかは、一般人の知るところではありません。
どのレベルまでは安心だ、という認識は誤りで、常に危機感を抱いておくに越した事はないのでしょうが、やはり人間には日常生活というものがあり、悪戯に危機感を煽られてそれに支障がきたすのも問題と言えます。

そういったトラブルを防ぐ目的もあり、現在の世界におけるパンデミックの状態がランク分けされています。
それを定義しているのは世界保健機構、つまりWHOです。

WHOでは、現在の世界におけるパンデミックの浸透状態に応じて6つのフェーズを設けています。
そのランクは、警戒レベルが増すにつれて数字が増えていくというものです。

まずフェーズ1~2は、前パンデミック期と言い、ヒトへ感染するタイプのウイルスが動物から検出されているものの、ヒトからは新しい亜型のインフルエンザが検出されていない状態を指します。
フェーズ1と2の違いは、動物から検出されたウイルスの感染の危険性が高いか否かです。

フェーズ3~5はパンデミックアラート期と呼ばれ、ヒトから新型のウイルスが検出されている状態を指します。
ランクの違いは、実際にヒトからヒトへの感染が確認されているか否か、その感染範囲はどの程度かという状況レベルによります。

そして、フェーズ6はパンデミック期です。
実際にパンデミックが発生し、急速に感染が拡大して社会を脅かしている状態の事を指します。

なお、現在の世界のパンデミックフェーズはレベル3です。
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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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